五十肩「肩がうずいて眠れない、首の痛みや耳鳴りもツラい」

患者さま

T.K様 (女性/60歳)

職業:工場内作業、経理(家業)

症状:五十肩、腰痛、肩コリ、耳鳴り

ご来院時の症状

実家の家業が金属部品の工場をされている為に、その経理などの事務仕事と現場での仕上げ作業や検品などで同じ姿勢を長時間とり続けたり、重たい部品も持つことがあるようです。

ずっと以前から肩コリや慢性的な腰痛を抱えておられたようです。

2ヵ月くらい前から、時々右肩の周りに痛みを感じることがあったけれども、しばらく様子を見ていると痛みは消えていたとのことです。

1ヵ月前から、右腕を動かしたときの痛みがどんどんひどくなって服の袖に腕を通せなくなり、来院された頃には肩の痛みで夜も眠られない日が続いているとのことでした。

主な症状をまとめると次のようになります。

・結髪制限(手が頭の後ろに回らない)や結帯制限(手を下から背中へ回せない)が著明です。

・肩の周りの組織に軽度ながら持続的な炎症をみとめます。(圧痛、疼き、軽度の腫脹、運動痛は著明)

・右耳〜右肩〜右首の緊張がある為に、右の首にも肩コリと運動痛及び運動制限があり、右耳の周囲に時々痛みがあり耳鳴りもあるとのこと。

・腰痛もみとめ長時間同じ姿勢でいると、鈍痛や違和感を感じるとのことでした。

近所のクリニックに受診して肩の関節に炎症が起きているとのことで、筋肉の緊張を緩和する注射をしてもらって、抗炎症剤の飲み薬と湿布を処方されたとのことです。

なお、耳鼻科にも受診されており耳鳴りについては、耳自体に病理的な原因は見当たらないと言われたそうでした。

その後一旦は楽になるものの、やはり就寝時には疼く痛みで寝つきにくい日々が続いたようでした。

当院にて、親戚の方が定期的にメンテナンスに通院されていましたので、ご紹介されて来られました。

検査結果

肩関節の炎症が長期間持続しているので、組織の緊張感受性が亢進しており、過敏な疼痛が著明でした。

これらは、そもそもの直接の原因としては、背部の胸椎や肩甲骨の緊張が強くて可動性が極端に減少していることがあります。

また、その背部の緊張や可動域の減少は、元をたどれば背骨の歪みであり、背骨の土台である骨盤のズレが原因なのです。

実際にこの方は、骨盤のズレの為に背骨の歪みと傍脊柱筋群のアンバランスな緊張が非常に著明でした!

・肩関節の炎症と拘縮による運動制限は長期化して症状がひどくなっています。

・胸椎及び肩甲骨の可動域減少をみとめます。

・骨盤〜頚椎のズレが著明です。

・右側側頸筋群の緊張と交感神経系の亢進をみとめ、耳鳴りを引き起こしていると考えられます。

経過

1回目:

骨盤の調整を行うことで背骨の緊張が大幅に改善されました。

骨の並びが良くなることで、その間から出て来る神経の流れが良くなって、その神経が支配している血管や筋肉の代謝機能も良くなります。

このような状態にしておいてから、緩和操作で身体の緊張を緩和していくように施すと効果的な結果が得られやすいのです。

そして、この方の場合には少しでも早く就寝時の痛みを改善していただき、睡眠を充分にとれるようになることが身体の緊張を和らげる為には必要です。

なぜなら、睡眠不足は身体の緊張を亢進させるからなのです。

その為に、気功三鍼法によって気を身体中に巡らせてあげることで、血行を更に促していきました。

古代中国では、「気が滞ると、血が滞る。」と言うのです!

2回目:

前回施術後から、少し症状は軽くなったとのことでした。

引き続き、骨盤の調整から頚椎へと順次調整を施していき、緩和操作を行います。

亢進している交感神経系のバランスを安定化する為に、頭蓋調整も施します。

気功三鍼法によって、全身に気を巡らせて血行を促し、自律神経も安定させていきます。

3回目:

肩関節の炎症は徐々に改善されていたが、前回施術後の就寝時には大幅に痛みが和らいでいたとのことでした。

骨盤〜頚椎、頭蓋骨の調整と全身の緩和操作で緊張を緩和します。

肩関節の炎症が軽快に向かっているので、徐々に肩関節や肩甲骨(肩甲胸郭関節)、鎖骨へも調整と緩和操作で可動域改善を図ります。

気功三鍼法で気を流して、血行の改善と自律神経の安定を更に促しています。

4回目:

就寝時の疼きは大幅に改善されて、よく眠られるようになった。

耳鳴りの音は小さくなってきたとのこと。

骨盤〜頚椎、頭蓋骨など背骨の調整と緊張緩和を図り緩和操作を施していきます。

肩関節の周囲の調整と緊張緩解も施します。

気功三鍼法を施していきます。

施術後には、腰痛はおさまっています。

全体的に経過は順調に改善されていましたが、肩部の拘縮はある程度の期間を要します。

骨のズレによる歪みを改善して神経の流れが良くなって緊張の緩解が効率的に効果的に進むようになっていますので、ストレッチを指導実施していくことで早く可動性を回復させることが出来ます。

その後現在は、週に一度の施術で状態は改善され、肩の拘縮だけがまだ残存しています。

しかしながら、可動域は回復してきておりドライヤーをかけたり服の着脱がスムーズに出来るようになってきました。

その他の症状は、現在は発症していません。

院長コメント

五十肩はときに放置していても半年くらいしたら、自然に治るものだと言われたりします。

確かに実際、症状(痛みとある程度の拘縮)だけなら半年から1年以内でおさまってくるでしょう。

しかし、ここで留意するべきことは…「放置してもある程度の回復をみるのは症状だけだ」という事です。

その原因である骨のズレと、それに伴う背骨の歪みは残存している為に、同部位の五十肩の再発や反対側の五十肩発症のリスクも高いまま残存しています。

また根本的な原因である骨のズレがあると、次に発症したときには更に状態は悪化していますから、肩の腱の断裂や上肢への痛みやシビレといった症状のように、こじらせてしまう可能性が非常に高くなります。

そうでなくても、この方のように炎症が長期間持続して過敏な症状を呈するようになることもよくあります。

そうすると、睡眠も妨げられてしまうことになります。

反対に、この機会にしっかり調整することで早く体調を改善させることが出来るのはもちろん、その後のこじらせてしまった悪化した症状を予防することが出来ます。

当院の患者さまにも、他の症状で来院されたのに以前患った五十肩の名残り(骨のズレや緊張)が、現在の症状を悪化させていることは非常によく見受けられます。

どの症状が発症した際も同様ですが、なるべくなら早い時機に調整しておいた方が、根本的に早く改善出来るので是非是非そのようにオススメいたします!!!(*^^*)

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