耳鳴り・めまい「ある時突然耳鳴りがしだして、そして目まいも…スグに改善して安心した」

患者さま

Y.T様 (女性/50歳)東大阪市石切在住
職業:事務職
症状:めまい、耳鳴り 、吐き気、肩こり 、ひざ痛

 

ご来院時の症状

家業の経理を任されていて事務職を長年こなしている為に、常に肩こりには悩まされていました。
また、今となってはハッキリとした原因は忘れてしまったようですが、20歳の頃に右ひざに水が溜まった事があり、それからというもの過度にひざをかばい続け…現在では硬縮を起こしていました。
しかしながら、趣味として週に2~3回はスポーツジムでヨガやトレーニングのレッスンを受けておられました。

  月末になると仕事が忙しくなって肩こりなどの症状が強くなることは、これまでもよくあることでしたが、ある時から突然に左耳に耳鳴りがしだしたとのことでした。 心配になって大事をとって、すぐに耳鼻咽喉科に受診するも耳には異常がないとのことだったそうです。

  その後も、耳鳴りが改善することはなく次第に吐き気をもようしだした為に、インターネットで当院のホームページをご覧くださり来院されました。

 
主な症状をまとめると次の通りとなります。

・左耳の耳鳴り
・胃痛と吐き気
・慢性的な肩こり
・右ひざの拘縮
・耳鳴りが改善した後に、一時的にめまいを発症する。

 

検査結果

この方は、普段デスクワークが多いことから週に数回ジムで身体を動かす習慣がおありになることは素晴らしい習慣なのですが、右ひざの拘縮がありジムのレッスンのトレーナーは痛みがあれば決して無理はしないように指導されていましたので、右ひざはある一定のところからは動かなくなっています。
トレーナーの立場からすれば、当然の指導なのですが…)
 
その不自由になってしまった右ひざのために、ひざから上のバランスは崩れています。
・骨盤のズレによる傾きと捻じれ。その周囲組織(臀筋群・股関節・靭帯など)の過緊張があります。
・背骨の土台である骨盤が傾くことで背骨全体がよじれています。それに伴って傍脊柱筋群の緊張が著明であり、胃を支配する神経の流れが滞っている可能性が高いです。
・頸椎、頭蓋骨にも歪みがあり、自律神経症状を発症させる要因になっている可能性があります。
・右ひざは完全伸展、屈曲90度以上不能   30年にわたって拘縮を起こしてきた右ひざは、骨盤の調整から全身の調整を行うことで骨のならびを整えます。

そうすることで、神経の流れを改善することで、その神経が支配している血管や筋肉の働きを活性化して血行を改善させて、長期的にはひざの柔軟性と可動性を、そして関節・筋肉の機能性を高めていきます。
 
また、身体の土台が少しでも改善されると上半身の状態も好転していきます。
頸部と頭蓋骨の調整を施して、周囲の緊張を緩和操作で緩解させることで自律神経の働きを改善します。
この方の場合、初診時の主訴が耳鳴りであるために、こちらの施術をひとまずは優先していきます。

 

経過

1回目: 骨盤の調整と上半身の調整を行います。
頸部と頭蓋骨調整も行います。
周囲の組織の緊張を緩和操作で改善します。

気功三鍼法にて、気の巡りを改善することで血行をさらに促していきます。
施術後には、耳鳴りはおさまっています。

2回目: 前回、調整後から耳鳴りの再発はないとのことです。
一応、状態は小康状態を保っていますが、いまだ骨のズレや身体の歪みは残存するために、引き続き施術を行います。
骨盤から全身的な調整へと進めていきます。
頸椎、頭蓋骨の調整と緩和操作で緊張をとり去るように施していきます。
右ひざ周囲の緊張も少しずつ調整しながら緩和操作を行います。

3回目: 前回の施術後には体調はさらに良くなっていたが、本日起床時からめまいが発症してきたとのことでした。
また吐き気も、もよおすようになってきたとのことでした。
お話を伺っていくと、前日の夜自宅で入浴後不自然な体勢をとってしまっていたとのことでした。
身体の状態をチェックをしていくと、骨盤など調整していた骨のズレが戻ってしまっていました。

一度ズレたところは、安定するまでしばらくの間はズレが戻りやすいので、特に日常生活での姿勢には気を付けて頂くことが非常に大切なことなのであります。

当院では、たった1点だけ姿勢の注意ポイントをお伝えしております。

再び、骨盤から全身への調整と緩和操作で緊張を取り去っていきます。
頸部、頭蓋骨調整と緩和操作などを施して、自律神経の調整も行います。
同様に、胸椎部の関節可動性の改善と傍脊柱筋群の緊張緩和を図ることによって、胃への自律神経症状の緩解を促していきます。

気功三鍼法で気の流れを促し、脳神経なども活性化します。
施術後には、症状は大幅に改善しめまいはおさまっているものの、いま少し吐き気は残っていました。

4回目: めまいと吐き気は再発していないとのことでした。
骨盤から全身への調整を施して、緩和操作を行います。
頭蓋骨調整も施して、緊張を緩解するようにします。

気功三鍼法でストレスによって低下している脳神経の機能を改善します。
徐々に、ひざの可動域改善のために調整と緊張を取り去るために緩和操作を行います。
大幅に自律神経症状は改善しつつあるために、次回からは姿勢の歪みを取り去って緊張を改善するようにします。
 
骨のならびを整えて神経の流れが良くなると血行が改善し筋肉の疲労が回復しやすくなりますし、自律神経の働きや内臓の機能も改善されていきます。

またこの状態で気を流すと非常に気が巡りやすくなります。

 

院長コメント

現在は、この患者さまは定期的に調整に通院されており、右ひざの可動域は改善されていき正座が出来るようになっています
しかしながら、いま少し右ひざの機能時に関節外側部に違和感と運動痛を残存しています。
その為に、さらなる機能回復を図り施術を行っていきます。

また、月末などの仕事の繁忙期には疲労が溜まるために肩こりを感じるものの、指導説明させて頂いたストレッチや体操などを自宅で行ってもらうと、翌日には疲労がとれるようになってきています。


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