腰椎椎間板ヘルニアで足に力が入らず、横断歩道を渡るのが怖かった!

こんばんわ!

本日の臨床報告は、腰椎椎間板ヘルニアで足に痛みがあったが、最近では力が入らずに歩くにも不安を覚えるとのことでした。

一時、当院が撒いていたチラシをご覧になり来院された患者さまでした。

【Mさん 60代 女性 介護施設勤務】

病院にて腰椎椎間板ヘルニアと診断されていたが、湿布や鎮痛剤・整形外科での電気をあてて何とかやり過ごしていましたが、徐々に足に力が入らなくなってきて歩くことにも不安を覚えるようになってきたとのこと…

身体を使う仕事であったため、仕事も辞めなくてはならないかも…と悩まれていたそうでした。

〈検査〉

過去に、圧迫骨折の既往があったために姿勢が大きく歪み、腰部の屈曲変位も著明に見受けられました。
しかしながら、脊柱の関節に可動性が残っていたために、まだ改善の余地が十分に期待できると判断しました。

姿勢の歪みのために、身体全体の筋緊張とそのアンバランスな状態…特に、患側の骨盤の筋肉(梨状筋など)の筋緊張のために坐骨神経の圧迫もみとめられました。

〈施術〉

1回~5回目
脊柱の歪みの原因になっている「骨のズレ」を調整していきます。
特に、圧迫骨折のあった部分が硬くなっているために、重点的に可動性を改善させるように調整を進めていきました。

調整後の脊柱の関節は、可動性と柔軟性を取り戻すと、末梢の神経の働きが活性化してきます。
それとともに筋肉の緊張は緩解し、血行が徐々に回復してきます。

それと同時にそのタイミングを逃さずに、当院では「氣功三鍼法」を施してまいりました。
そうすることで、さらに血行が促されてきます。

症状も、少しずつ改善傾向を示してきました。
患者さまも、改善に期待できるようになり、少しずつ自信と希望を持たれてきているご様子でした。

6回~10回目
圧迫骨折のあった部位の柔軟性が取り戻されるとともに、姿勢の歪みも改善してきました。
骨盤部の筋肉で、坐骨神経を圧迫していた梨状筋という筋肉も緩解し、足にしっかりと力が入るようになってきました。

「氣功三鍼法」は、脳の血行を促すことでストレスの緩和にも効果が期待できる施術法ですので、最近話題なっているストレスによる症状の難治化を解決することによる効率的な症状の改善が今回のケースではみとめられたと感じます。

患者さまは、現在は健康管理としてメンテナンスに通院されており、仕事の力仕事にも対応されるようになりました。

〈コメント〉

東洋医学では「氣」という概念が大前提にあるのですが、現在の科学ではそのエビデンス(証拠)があいまいであるということで、WHOもツボの効果を認められてはいるものの臨床の場では「氣」を無視した施術が多く施されています。

これでは、本来の東洋医学とは少し違ったものになってしまうことは、必然であり東洋医学の良さも半減されてしまいます。

古来から東洋医学では、「氣が滞ると、血が固まる」と言われます。
当院では、姿勢の歪みを整えることで氣が流れやすい状態を作り、「氣功三鍼法」という施術にて血行を促すことで効率的に症状の改善を図ってまいります。


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