腰痛「繰り返すギックリ腰、何も大したことはしていないのに…」

患者さま

K.K様(71歳/女性)

職業:専業主婦

症状:日常的にたびたびギックリ腰を繰り返してしまう

 

ご来院時の症状

十数年前までデスクワークのお仕事を30年くらいされていて、現在は定年し専業主婦をされています。

初めてギックリ腰を経験したのは50代の頃だっだそうです。

 

その時は病院でレントゲンを撮って、特に骨には異常がないと診断を受けて、その後マッサージを数回受けて、一応は痛みを取ることが出来たそうでした。

その後、時々腰の疲れを感じた時や朝起床した時などには、軽度の腰痛や重いダルいような違和感を感じていたそうです。

だいたいその頃は一年に一度くらいの割合で、比較的強い腰痛を発症していたのだけど、その度にマッサージを受けてやりすごいいていたそうでした。

 

それから20年経過して、ここ最近は数ヶ月の間に10回以上、比較的強い腰痛を急に発症するようになってきました。

長時間同じ体勢でいた後に動こうとした際に急に腰やお尻にいたみが走ったりするそうです。

病院にもかかりましたが、やはり特に異常はないので、湿布や痛み止めの飲み薬で様子を見るように告げられたとのことでした。

また近所の整骨院で、電療とマッサージを受けていたそうですが、その時は楽になるけどまた翌日には戻ってしまう…そしてやはり、また急に腰痛が発症する…ということの繰り返しだったそうです。

 

一旦、ギックリ腰になるとしばらくは動こうとしても痛みで動けないので、横になって安静にしているが、そうしていると体が凝って来る感じがして辛いといった具合になるとのことです。

 

主な症状をまとめると次のようになります。

・ご自分としては、いつもと変わらない日常の中で特別に腰に負担をかけるようなことはしていないつもりなのに、急に腰痛が発症する。

・その頻度が高くなっている。数ヶ月に1度だった頻度が、1ヶ月に数回発症している。

・自分でも気をつけて生活をしているし、体操やストレッチも行なっているにもかかわらず、症状が繰り返される。

・腰が痛くなると横になって安静にしていれば痛みは楽だが、体中がダルい重たいような違和感を覚えて、だんだん寝ている事も辛くなってくる。

・以前から肩こり性だったが、最近は頭痛もよく起こるようになってきた。

・普段から全身に倦怠感がある。なんとなく、やる気が起きない。

 

たびたび繰り返される腰痛が少しトラウマのようになっているような、何をするにも「また痛くなるんじゃないか⁉︎」という恐怖、不安を覚えるようです。

そのために、外出も控えがちになって自信を無くされてきているいうな印象を受けました。

 

当院にて施術を受けられている息子さんのご紹介で来院されました

 

検査結果

問診表に記入していただき、現在の痛みの状態や、特に日常生活を送る上で、
どのようなときにお困りなのかなど、詳しく話を伺いました。

 

さらに施術の前に身体の歪み、関節の状態などを検査したところ、
次の状態であることが分かりました。

・骨盤の仙腸関節が両側で可動域の減少(骨のズレ)をみとめられます。

・背骨の土台である骨盤がズレているために、その上に乗っている背骨がよじれていて、その周囲の緊張も著明になっています。

・骨盤と靭帯でつながっている下から2番目までの腰椎も、硬くなって可動域減少しています。

・背骨が傾いている為に、やはり上半身にも骨のズレと組織の緊張がみとめられます。

反対に腰椎の3番目の関節は可動性が亢進しており不安定になっています。

 

最も根本的な原因としては、骨盤のズレによって腰部〜骨盤のズレとそれに伴うアンバランスな緊張がありました。

また上半身にも緊張がある為に、体幹自体の可動域が総じて減少している為に、今まで出来ていた動きが出来にくくなっています。

そこへ今まで通りの日常生活をこなす為いつものように動こうとした際に、関節が不安定になっている腰椎の3番目に可動域を超えてよじられるストレスがかかり、腰椎の捻挫(ギックリ腰)を発症してしまいました。

下半身と上半身が悪いなりにも、なんとかバランスを取っている時には、強い症状は出さずに済みますが、骨の並びが悪いとその間から出てくる神経の流れを阻害する為に筋肉や血管への伝達が滞ってしまいます。

回復力が低下しているので、疲労が溜まりがちで倦怠感などの不定愁訴が出やすい状態です。

緊張が強いので、首が緊張すれば頭痛になります。

また首のすぐ傍を自律神経が走っているので、この部分の緊張が自律神経失調症、うつ症状を引き起こすことがあります。

このような状態では、思考もネガティヴになりがちです。

 

経過

1回目:

骨盤を調整してから、様子を見て上半身へと徐々に調整を進めていきます。

同時に、全体的な緊張を緩和操作で取り除いていくようにします。

2回目:

引き続き骨盤の調整をして、背骨の土台の傾きを整えてから、背中や首のズレを調整していきますl。

更に緩和操作で緊張を改善していきますが、比較的症状が長期間に及んでいる為に急激にバランスを変えてしまうのは一時的にではありますが、症状が悪化するリスクがあります。

ですので、こういう時には気功三鍼法で全身に氣をよく巡らせてあげると、力を使わずに血行を良くして施術の効果を効率的に改善させることが出来ます。

3回目:

朝の起床時に必ずあった違和感、不快感が無く、スッキリ起きられたとのことでした。

いつものように調整と緩和操作を行う。

体幹の可動性が改善してきましたので、体操とストレッチをご自分で行なっていただけるように指導、説明を行います。

気功三鍼法も行います。

4回目:

まずは、調整と緩和操作を施す。

初診時から2週間になり、本日までギックリ腰の症状は全く出ていない。

気分がいい様子で、表情が明るくなってきている。

気功三鍼法で、更に神経の流れや血行を促します。

 

最近は不安を感じることなく日常生活を過ごせるので、自信を取り戻すことが出来た様子で、また外出する機会が増えてきているそうです。

このようになってくると、身体を動かすことで心身ともに真の回復力が働いてきます!!!

 

院長コメント

このケースでは、良くある比較的重大な症状とは言い難いところがあるようですが、何度も繰り返されるあたりに症状の裏側に潜む根深さがあります。

 

例えるなら、その機序は歯周病などと似ているところがあります。

ほとんどの方に、その要素は存在しています。

最初のころは、小さな症状を少しずつ発症しますが、しばらくすると治まります。

ある一定の頻度で小さな症状を繰り返している間に徐々に潜在的には状態は進行していきます。

そして長期間経過したあるとき、著明な強い症状を突然に発症したりします。

そのときには、実は状態はかなり深刻な状態にまで進行しているのです。

もうそこまで行くと、それまでのように放っておいても症状は改善しません。

今回のケースのように仮に少し改善しても、すぐに症状は再発するようになり程度も強くなってきます。

またその後は、再発しないような自己管理が必要になります。

 

また一見すると、患者さんご本人の辛さが他人には分かりにくいので、周りから理解してもらえずにジワジワとメンタル的に追い込まれていくようなことが多いです。

そのようなネガティヴになった状態では、自然治癒力は低下してしまいます(T . T)

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