腰背部と胸が痛い「昔から猫背と言われていた」

患者さま

K.様(男性/50歳)東大阪市石切在住

職業:タクシードライバー

症状:腰背部痛、胸部肋間に呼吸痛、足がつる、猫背

ご来院時の症状

若い頃から猫背だと言われていたが、多少気になってはいたので時々は姿勢に気をつけていたつもりだったけど、それ以外は特に何もしていなかったそうです。

現在の仕事に就いてからは、ほぼ座りっぱなしになって時々腰がだるくなったり背中がこわばったような痛みを覚えることがありましたが、しばらく様子を見ていたら症状は収まっていたとのことです。

2ヶ月くらい前から腰の上の方〜背中の下の方に、またこわばった違和感を覚えたのですが、また収まってくるだろうと思っていたところ症状は徐々にハッキリとした痛みになってきて仕事中に辛さが増してきたとともに運転中に突然足がつることもしばしばだったそうです。

そして、1ヶ月前からは左胸の肋間部に体をひねったり咳込んだ時や深呼吸するときなどに痛みを感じるようになり、病院でレントゲン検査とMRI検査を受けたが異常なしとのことだったそうです。

主な症状をまとめると、次の通りです。

•座りっぱなしの仕事なので、仕事中に腰背部痛が著明である。

•運転中に突然足がつるので危ない。

•咳込んだり深呼吸時に胸の前の方に呼吸痛がでる。

•昔からの猫背も出来ることなら直したい。

検査で異常なしとのことでしたが、症状は治まって来ずにいたとき、たまたま当院のチラシを見かけられて来院を決意されたとのことでした。

検査結果

•長時間座位のために骨盤が後屈しており、それに伴い腰椎〜胸椎も屈曲変位して、特に上中背部は円背状態でした。

•骨盤の関節のズレがあるために仙骨から足の方へ走る神経の流れが滞っていて血行も悪く筋肉の疲労が溜まる一方で、ふくらはぎの筋肉の緊張がアンバランスな状態になり、ちょっとした力みが引き金になって足がつるようになっていたと考えられました。

•下部肋骨を2年くらい前に骨折した事があったとの事でしたので、骨折部の骨自体は完治しているのですが、その際の長期間固定のため骨折していた周囲の肋間部の筋肉などの組織が緊張したままになっていて今回の症状である腰背部への緊張をまねき痛みを出すまでの緊張と姿勢の歪みを助長する影響を出していたと考えられます。

•骨盤のズレと、昔のケガによる筋肉の過緊張と、仕事での長時間座位でいる(屈曲位)ことによって、元々あった猫背が増強されると伴に歪みも強くなり上中胸椎部周囲から肋間筋の緊張が胸の前の方へと広がり痛みを出すに至っていました。

まずは背骨の土台である骨盤のズレを調整してから上半身のズレの調整へと施術を進めていき、背骨の歪みを緩和しておいてから腰背部の筋肉の過緊張を緩和操作を施していきます。
骨のズレを調整しておくことで、骨の間から出てくる神経の働きが良くなり、その神経が支配している血管の働きも改善されるために血行も改善して筋肉が緩みやすくなり疲労の回復も早くなってきます。
そのような状態にしてから、緩和操作やストレッチ・軽い体操などをすることで、より一層効果が高まってきます。
骨のズレがある状態のままで、頑張って運動をしても疲労が更に溜まってしまい症状を強くさせてしまう事があるのは、こういう理由によるのです(T . T)

このケースでは、腰背部の筋肉の緊張が解消されれば胸部の症状は改善しますし、骨盤の神経がちゃんと働けば足ふくらはぎの筋肉のアンバランスな緊張も改善して足はつらなくなると考えました。
そして、それらの諸症状がその場限りの解消にならないために、骨のズレをちゃんと調整して維持する為に、日常生活での姿勢の注意ポイントの説明とセルフストレッチを始動させて頂きました。

経過

1回目:骨盤の調整から始めて上半身の調整を施します。
調整を終えてから、緩和操作を行い緊張している筋肉などの組
織を改善します。
これだけでも状態はちゃんと改善するのですが、より一層効果
高めるために、気功三鍼法で全身に気を流します。
(東洋医学では、気が滞ると血が滞るという言葉があり、気の
流れが全身に行き渡っておれば血行は良くなるという考えがあり
ます)

2回目:前回施術後から、症状は幾分軽くなってきたとのこと。
今回も引き続き、骨盤の調整から全身の調整をして後に緩和操作を行いました。
骨盤のズレを調整して脊柱の歪みが改善している為に、ふくらはぎの緊張と傍脊柱筋群および肋間部の緊張は徐々に寛解しつつあります。
徐々にではありますが、経過は確実に順調に進んでいます。

3回目:初回施術後から足がつることはなくなり、腰背部の筋肉の緊張は改善しつつあり、症状も初回時の半分くらいになってきているとのことでした。
この度も骨盤のズレを調整することから始まり背部頚部へと調整を進めてまいります。
そして筋肉の緩和操作と股関節や足関節の調整等も同時に行います。
これは長期間下肢の緊張が持続していたために可動域が減少しており、骨の整列が整って神経の流れが良くなり下肢の筋肉の緊張は改善傾向にありますが、著明すぎる関節のこわばり硬さは同時に手技で調整した方がなお一層効果が早く出てきます。そうしておいてからもうひと手間かけて気功三鍼法で気を流すと血行も早く改善されていきます。

4回目:前回施術後からは仕事で長時間運転していても、腰背部痛の再発は大幅に無くなってきており、緊張も腰背部の2カ所にピンポイントで残っている程度になってきました。
いま少し力んだり体幹を大きくひねった際にのみ胸部痛が発症するために、今回の施術も骨盤から上半身の調整へとすすめて緩和操作を行い気を流します。
施術後は円背を呈していた上中背部も伸展しやすくなっており、脊柱の過度な彎曲(屈曲変位)が改善したために身長が2センチほど伸びてきました。

5回目:腰背部の緊張が改善してきたために腰背部痛は消失してきました。
ただまだ長時間の運転時などにまた痛くなるのではという怖さがあるとのこと。
これはおそらく意識するほどではないレベルの緊張がまだ残っているためでしょうから、骨盤〜背部〜頚部へと調整して緩和操作・下肢の各関節の調整を施して気を流します。
またここまで調整したズレが戻らないように、日常生活での姿勢の注意ポイントとストレッチを説明させていただきました。

現在は諸症状消失して再発せずに仕事にも不安なくなっております。
日常生活でも頑張ってストレッチをこまめに行って頂いているので、その後の経過も良好な状態を維持しておられます。

初回時から2か月目の現在は、月に2度の施術を健康管理としてメンテナンスの為に受けておられます。

院長コメント

一度仕事に入ると一日まるまる運転をすることが多いそうで、当院に来られるまではストレッチなど見よう見まねでほんの少ししかされなかったとのことでした。
現在は、こちらから指導させて頂いたストレッチを日常生活で小まめに行って下さっているおかげで、関節の可動域も大幅に改善されて症状は再発せずに仕事に頑張っておられます。

この方のように、自分の身体をケアする意識に目覚められた方は経過がやはり違ってきます。
非常に良好に推移し出します。

また自分の健康に対する意識をお持ちでありながら、実際にどのように実践すればいいかよく分らないので、結局なんとなくそのまま何もしていない・・・自己管理の方法がちゃんと分かって自分の中で腑に落ちて納得出来れば頑張りたいという方が非常に沢山の数いらっしゃいます。

現在のようにメディアやネットなどからの情報が氾濫しすぎていると、情報の善し悪しや真偽を見定めて取捨選択する事が必要ですが、どの情報が自分に必要かどうかを見極めることはとても難しいでしょう。
実際、テレビの健康番組で見たストレッチや運動で身体を痛めて、当院へ来院される方が時々おられます。
一般的な多くの人に対しては有効な手段であっても、やはり向いていない方もいらっしゃいますし、今の状態ではしない方が良い今は違う方法が良い・・・ということは結構あります。

このため当院に通院されている方々には、身体のことに関して「これはどうなの!?」と疑問に感じた事や、分からない事困ったこと等があれば、無料でメールによる質問にお答えしております。

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