股関節痛、腰痛、背部痛、耳鳴り「どこで治療しても良くならなかったのが、全然痛くなくなった」(女性/65歳)家業手伝い

患者さま

S.M様(女性/65歳)奈良県奈良市在住

職業:家業手伝い

症状:左股関節痛、腰痛、背部痛、耳鳴り、肩こり

ご来院時の症状

先天性股関節脱臼という、生まれついて股関節が外れている赤ちゃんが女の子の場合時々見れられます。
現在では、このような場合はスグに股関節を固定することで、その後の生活に支障がないように、見た目も股関節脱臼があったとは全然分からないように処置します。

しかし昭和30年代ごろ生まれの方の場合は、まだ現在のような環境が整っておらずに、その後股関節が変形してしまったり、足を引きずって歩かなければならない方が多勢いらっしゃいます。

この患者さまも、そんな方々の中のお一人でした。
両側の股関節は顕著に変形しており、左側の股関節には歩行通学著明でした。
また、歩く際には足を引きずるようにして歩かれていたので、下半身はは大きく右へ傾き、その影響で上半身は(特に頚部は)左に側弯し円背(大きく背中が丸まっている状態)でした。

その為に左の股関節に力がかかると痛みがその都度発症し、腰痛にも長年悩まされている様でした。

お仕事が家業の工場を手伝っておられて、経理などの事務作業に加えて、工場内の現場で検品などの作業も兼ねられているとのことでした。
その為に、一日中座って作業をされていることが多く、身体が傾いていたり円背であったりすることもあり、肩甲骨周囲や首肩周りの強いコリ感とそれに伴う耳鳴りが辛いとのことでした。
耳は耳鼻科でも受診して異常なしと診断を受けられているとの事でしたので、頚部の過緊張状態が常態化している為に自律神経のバランスが崩れていたり、頭部が傾いてしまうほどの身体の傾きが顕著な場合はふらつきや耳鳴りなどの症状を発症することは、よく見受けられますので頚部から全身の傾きなどを調整することで改善する可能性は充分にありました。

ご来院時の症状をまとめますと次の通りです

・左側の股関節に変形を伴う可動域制限と運動痛が著明でした

・長年の股関節の不調のために、腰部の関節にも可動域制限が著明であり、周囲の軟部組織などの過緊張状態などもあり、腰痛を常に感じるとの事

・下半身が前傾姿勢になっている為に、上半身も屈曲変位して後弯が顕著であり、デスクワークをしていると肩甲間部や首肩周囲にコリ感を感じる

・首〜耳周囲の組織の過緊張とそれに伴う自律神経の乱れによって、耳鳴りが止まらないと推測出来ました。

検査

両側の股関節は変形が著明である為に、痛みを伴う可動域制限や臀筋群の過緊張状態が股関節とその周囲の骨盤帯の各関節(仙腸関節・下部腰椎椎間関節など)にみとめられました。

当然ながら骨盤のズレも古くてハッキリとした大きなモノでした。
背骨の土台である骨盤の関節がズレて傾くと、その上にある背骨も全体的に傾いてしまいます。
この様な状態では、腰椎や骨盤から出てくる神経の流れが滞ったままになっていますので、その神経が支配している血管や筋肉など各組織が働きが鈍ってきます。
そうすると、血行は悪くなり筋肉の疲労も溜まってしまい、痛みなどの症状が発症しやすくて改善しにくくなっていきます。

また股関節周辺の過緊張状態と可動性減少の代償作用により、骨盤は後屈変位を起こしていました。
その為に、腰椎と頸椎の前弯は減少し、胸椎部の後弯は増強されていました。
つまり、後ろ姿だけ見ると実際の年齢よりもだいぶん老けて見えてしまうくらい、長い間かなり前屈みな体勢で過ごされていた為に背中の丸みが増強されれていました。

また体を正面から見たときの身体の傾きや左右に捻った状態も顕著にみとめられました。
身体の土台である下半身が傾いていると、上半身も傾いていきます。
人間の身体はバランスをとって頭部や顔を水平に保とうとするために、上半身は下半身と逆に身体をよじっていることが多いのです、。

ただそれでも頭や顔が水平に保てないくらいに、身体が傾いてくると脳が混乱してしまい、めまいや耳鳴りの原因になることがあります。

経過

1回目:股関節周囲の筋緊張を緩めていく為に、骨盤のズレを正して骨盤や腰椎から出てくる神経の流れを改善することで、臀筋群(お尻の筋肉の総称)などの血行が戻り出して筋緊張も弛緩して生きます。

骨盤のズレの調整が済んだら次に背部の骨のズレを調整し、最後に頚部のズレの調整を行いました。

※股関節や膝関節などの脚の関節の場合、立ったり歩いたりする際に体重を支える為に大きな力がかかっています。
関節が変形していると骨の結合では体重をしっかりと支えにくくなっている為に、周囲の組織が過緊張状態になることで何とか身体を支えています。
このような場合は、関節を支えている過緊張状態の組織をいっぺんに緩めてしまうと、関節を支えにくくなるので一時的にですが症状が増強する恐れがありますので、少しづつ緊張を緩めながらセルフストレッチや軽めの運動などで血行を促進して筋肉に力が入りやすくなるようにすれば変形が強くても症状は回復して来ます。

背骨の調整に続いて、股関節をはじめとする四肢の各関節を調整します。
これで、1回目の調整はひとまず終了ですが、調整後には身体がドンドン緩み出しますので、このタイミングを逃さずに緩和操作で更に過緊張状態を改善していきます!

また帰宅後にもセルフストレッチをしていただければ、なお一層早く改善します。

2回目:前回施術後から症状は少し軽くなって来たとのことでした。
変形性の股関節症は、いっぺんに調整をすると好転反応としての症状が出てくるリスクがありますので慎重に進めていかないとならず、これでも今の段階では充分な変化が出ていると言えるでしょう。
(状態が改善すると調整後に好転反応が強く現れることは次第に無くなって来ますので、その頃にはシッカリと調整できるようになります)

前回同様、今回もまだ慎重に少しずつ調整を施していきます。
骨盤の調整

背中の調整

首の調整

四肢の関節の調整

緩和操作

セルフストレッチや軽い運動

ここまでで痛みはまた楽になって来ているとのこと!

3回目:2回目ご来院後には、痛みがまた一段と楽になっているとのことでしたので、少しづつですが着実に状態は良くなって来ているようでした。

施術の手順は今回も同様に進めていきます!
骨盤〜背中〜首〜四肢の各関節を調整してから、
緩和操作で残存している緊張状態の筋肉などを緩めていきました。

施術後には股関節の痛みは更に軽くなって来ており、他の症状に比べて少し改善に時間がかかりますが、そう遠くない間に症状は大幅に改善するでしょう。

股関節痛の改善と同時に、腰痛も改善しています^ ^

また猫背の状態は見た目の改善は難しいと思われますが、首・肩・背中のコリは楽になってきていましたし、耳鳴りも少しずつ音が小さくなってきているとの事でした。

 

 

院長コメント

この患者様は、若い頃から股関節の治療であちこちの病院や接骨院・鍼灸院などなど回られて来たそうですが、その時は少し良くなっていてもまた再発を繰り返していたとの事でした。

現在、施術を受けられてから半年ほどになりましたが、股関節の痛みと腰痛は通常の日常生活ではほぼ症状が消失しています。

首・肩・背中の凝った辛さも大幅に改善されて、仕事で疲れた時には少し症状を感じるけれども、帰宅後ゆっくり風呂に入って一晩休めば翌朝には疲れが取れてスッキリ出来るようになっています。

耳鳴りも気にならない位のわずかな音になっているとの事でした。

このような状態をキープする為に、月に2回メンテナンスの調整を受けに来られています。

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