産後から続く腰痛で育児がつらかったけれど、前向きに子供と向き合えるようになれて嬉しい!

患者さま

K.Nさま(30歳/女性)東大阪市東山町在住
職業:専業主婦
症状:産後から続く腰痛、肩こり、不眠、頭痛、気分が優れない・体がだるいといった不定愁訴

ご来院時の症状

昨年の秋に一人目の子供さんを出産された直後から、ひどい腰痛が続いていて、最近では肩こりやそれに伴う頭痛にも悩まされているとのこと。

ただでもまだ授乳の間隔が短くて睡眠不足になるこの時期に、就寝時にも腰痛のために寝付きにくく、痛みのために途中で目が覚めてしまうこともあるとのこと。

また抱っこする時にはもちろん、授乳中にも症状が強くなりつつあるようでした。

このような状態が数カ月続いていたために、気分も沈みがちになり育児で苦痛を感じることが多くなってきていたとのことでした。

症状をまとめますと、次の通りです。
・産後に発症した強い腰痛が辛い
・肩こりで授乳や抱っこが苦痛だった
・痛みとストレスのために、疲れているのに不眠・眠りが浅い
・緊張性頭痛
・常に体がだるくて、気分が優れないので、思考もネガティブになっていた

経過

1回目:初回のカウンセリングで、ご来院に至るまでの心身の症状についての辛さやお悩み、将来どのような希望がおありなのかなど伺ってまいりました。
心身の状態を実際に検査で把握した後に、現在のお身体の状態を出来る限り分かりやすく説明させていただきました。
それを踏まえた上で患者さまに応じた、最も効率よく合理的に改善するための、施術計画を提案させていただきました。
施術は、まず姿勢の歪みの原因になっている「骨のズレ」を骨盤から脊柱全体から整えていきます。
そして背骨の間から出てくる神経の流れが活性化するようにしておいてから、手足の各関節の調整をしていきます。
その次は、頭蓋骨や横隔膜の調整をすることで呼吸を深くできるようにしていきます。
首肩のこりが強い方の多くは、呼吸が浅くなっている場合がみられますので、これを改善していきます。
これによって酸素を取り込みやすくなり、疲労が溜まりにくくなっていきます。
そして最後に氣功三鍼法で、脳の疲労を解消していくように施術しました。
施術後には症状が改善し、顔が明るくなられていました。



5回目:ここまで週に1~2回の頻度で、継続的に施術してきたことで骨盤や脊柱の「骨のズレ」は安定して、症状も大幅に改善してきました。
通常、「骨のズレ」は長年の日常生活の中で少しずつ出来上がってきたモノなので、1~2回くらい調整したとしても、どうしても元に戻りやすいモノなのです。
この患者さまの場合には、もともと「骨のズレ」があるところに、出産という骨盤に大きな負担がかかることで産後に症状が強く出ていたようでした。

通常どれくらいで調整した「骨のズレ」が戻らないように安定してくるのかは、その方のお身体の状態や年齢などによっても違いますが、ひとつの目安としては5~6回くらいで安定化することが多いです。
この患者さまの場合は、標準的な改善をみることが出来ました。

施術は、さらなる改善をめざして骨盤~脊柱を調整してから、四肢や頭蓋などの調整を施します。
「骨のズレ」が解消されると、気の流れが通りやすくなるので、最後に氣功三鍼法で脳の働きを活性化するようにします。

この時点で、一通りの症状は消失しました。
次からは、この体調を維持していき更に根本的に改善することで将来的にわたって再発しない身体になるために、施術間隔を少しずつ広げていきながら体質の改善を目指していく予定です。

院長コメント

初回にご来院された際には非常にお辛そうなご様子でしたが、施術を繰り返して症状が改善して身体が楽になってくると、表情は明るくなり優しい柔らかな雰囲気になってこられました。

ちなみにこの患者さまは本来は物静かではありますが、人当たりの良い社交的な方でした。
結婚を機に地方から大阪に来られたために、こちらには頼れる親戚や友人がほとんどいなかったそうでした。
そのために、次第に気付かないうちにメンタル的にも追いつめられていったことも、症状をひどくさせる要因のひとつだったと思われます。

最近では、赤ちゃんスイミングに通いママ友達も増えた様子で、そこでのお話を楽しく聞かせていただいております。


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